原題：99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE ／ 日本（2021年） ／ 日本公開：2021年12月30日 ／ 119分 ／ 制作： ／ 配給：松竹
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『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のあらすじ
劇場でついに敗れる？ 2016年と18年にTBS「日曜劇場」で放送された松本潤主演の人気ドラマ「99.9 刑事専門弁護士」の劇場版。『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のエグゼクティブプロデューサーは平野隆、プロデューサーは東仲恵吾と辻本珠子。監督は木村ひさし。香川照之（佐田篤弘）、杉咲花（河野穂乃果）、片桐仁（明石達也）、マギー（藤野宏樹）、馬場園梓（中塚美麗）、馬場徹（落合陽平）、映美くらら（佐田由紀子）、池田貴史（坂東健太）、岸井ゆきの（加奈子）、西島秀俊（南雲恭平）、道枝駿佑（重盛守）、蒔田彩珠（南雲エリ）、榮倉奈々（立花彩乃）、木村文乃（尾崎舞子）、青木崇高（丸川貴久）、高橋克実（重盛寿一）、石橋蓮司（若月昭三）、奥田瑛二（大友修一）、笑福亭鶴瓶（川上憲一郎）、岸部一徳（斑目春彦）、渋川清彦（山本貴信）などが共演する。常に事実だけを追求し、99.9%逆転不可能と言われる刑事事件で最後の0.1%まであきらめずに真実を追求し、不屈の専門家としてプライドで無罪を勝ち取ってきた型破りな弁護士・深山大翔。裁判は初めから決着が決まっているわけではない。99.9%逆転不可能という言葉もこの深山には意味がないものであり、それで怖気づいてしまうこともない。斑目法律事務所の刑事事件専門ルームは、室長から所長へと昇格した敏腕弁護士・佐田篤弘のもと、新人弁護士の河野穂乃果も加わり、次から次へと湧いてくる事件に挑む日々を送っていた。佐田篤弘と河野穂乃果の協力もあって、深山の冴えわたる才能はいつでも発揮されていく。たとえ99.9%の割合で有罪が確定している事件であっても、安易にそこで諦めることはない。このチームワークがあればどんな事件でも対処できる。しかし、それが揺らぐことになる事件が起きる。ある日、15年前に起きた天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む。この事件はかなり昔のものだったが、不可解な個所がいくつもある。事件には謎の弁護士・南雲とその娘エリが関わっており、それがこの事件の真相に繋がっているのは推測できるが、その真実にはなかなか近づけない。村の青年・守の協力を得て、謎が多く潜んでいる事件を徹底的に調査していく深山たちだったが、それはスムーズにはいかない。思わぬ罠が無防備に調査をしていた彼らを待ち受けていた。事実だけを追及してきた深山が冤罪を生んでしまうのか…。物語の結末は『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』の動画からぜひどうぞ。
松本潤「嵐が2021年に入って活動休止してから初めて入る現場が今回のスペシャルドラマと映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』だったのは、個人的に大きかったです。戻ってきたなあ！というホーム感のある現場でのびのびとやらせてもらえて、非常にありがたかったですね」⇒引用：ファッションプレス
【タイトルミスしていませんか？】
「劇場版99.9 刑事専門弁護士」「999刑事専門弁護士THEMOVIE」「99.9 刑事専門弁護士 ザ・ムービー」
『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』の感想（傑作？駄作？）
| E:3.8,F:3.8,Y:3.92 | ||
| フルムビバース独自ランク | ||
|---|---|---|
| B（ファン満足の良作） 「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」 |
(C)2021「99.9 THE MOVIE」製作委員会
相変わらずのテンポのいいコメディ、そこからの裁判の巻き返しによる痛快さも加わり、ひとつのドラマとしてのメリハリがあっていいものでした。ドラマSPも見た上で鑑賞した方がすんなり入れると思いますが、ドラマで馴染みのメンバーも総出演するので、顔なじみ状態になっているほうが自然に違和感もないです。やっていることはいつもと同じ。お正月の緩い雰囲気に合っていると思いますから、ひとまずはこれで1年を迎えるのもいいでしょう。
●『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』フルナインシネマ
1話完結のドラマになっているものなので、映画から見ても大丈夫ですし、続きの展開がいきなり始まるものではありません。ドラマを観ていて便利なのはキャラクターの親密さが視聴者との間に事前に構築されているかどうかです。友達とでも、恋人とでも、初対面の人とでも、家族とでも誰と行っても安心できるという親切設計になっているのでお構いなく鑑賞できます。松本潤ファンは当然3回以上は観ておかないといけないのかも…。
●『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』フリーケイジムービー
杉咲花の演技がキュートで笑い方がツボに入る。本作はキャラ・ムービーであるのは否定できない。なにせ映画自体の魅力なっているのは俳優であり、ストーリー上の事件はそれを引き立てる飾りなのだから。重大な問題としてそこはわかっておきたい。それにしてもドラマという構成を確立させてしまえば映画でもとくに新しい挑戦をするわけでもなく、いつものパターンを繰り返すだけで客を呼べてしまうというのは美味しいビジネスだ。