原題：ある男 ／ 日本（2022年） ／ 日本公開：2022年11月18日 ／ 121分 ／ 制作： ／ 配給：松竹
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繰り返し見ても面白い！
気になる映画は1度見ればそれでいいということもありません。2度目3度目の鑑賞で面白さが倍になるということもあり、または新しい面白さに気づけるということもあります。ビデオオンデマンドサービスはそういう場にぴったりです。「ある男」のような日本映画は無料ホームシアターなスタイルで観るということも可能性としては無しではありません。これらのいわゆるVODは使いやすさもアクセシビリティも非常に充実しています。
フル無料というのは本当です！
サブスクリプションサービスというとどうしてもその利用品質が気になってしまう人も多いはず。石川慶監督の「ある男」を見れるのは本当なのか。そしてその動画はしっかり満足いくものなのか。基本的に無料お試しであってもそこで画質が下がるということはありません。画質を決めるのはあなたの再生環境です。窪田正孝出演の「ある男」を見るにしてもネット通信速度が遅いと意味はないので、そこだけはしっかりカバーしていきましょう。
「ある男」はどこ？
昔は自分で配信サービス内の映画の有無を確認しないといけませんでしたが、今はサクっとこのサイトでもチェックできます。芥川賞作家・平野啓一郎のベストセラーを映画化した「ある男」の動画を見るならまずはアイコンを調べましょう。もし複数あるならそこから選択すればいいのですが、できれば自分が利用していないサービスをセレクトするのが無難です。そうすると無料動画にありつきやすくなります。妻夫木聡出演の「ある男」の動画自体は見つかってもサービスにずっと存在してくれているわけでもないです。もしかしたら1週間以内に配信が終わってしまうということも起きます。これはオンライン動画配信サービスの無料期間トライアルだからとかではなく、常に作品の配信は変動するものなのです。安藤サクラ出演の「ある男」の動画視聴後は自由でいいですが、見ていない段階ではそのまま登録状態を放置するのはオススメしません。観れるという時間を作れるときに利用開始するのがベストです。もちろん他に見たい映画があるならそれを見ていき、スケジュールをコントロールするのもいいでしょう。
『ある男』は「U-NEXT」で見られる？
日本のサービスであるU-NEXTであると言っても日本映画を完全に揃えているわけではないので過信はできないのですが、『ある男』のような新作でもポイント鑑賞に対応していることが多く、観られる機会は他のサービスよりも多いです。俳優検索をして関連作を調べるのもいいです。
『ある男』は「Amazonプライムビデオ」で見られる？
Amazonは買い物利用者にとっての手放せない存在ですが、映画鑑賞でも多彩な使い方ができます。『ある男』を見るときは短いタイトルなので検索に気を付けましょう。監督名などで絞るといいかもしれません。余計な表示に惑わされないようにゆっくりサーチするのがいいです。
不正な『ある男』無料動画はダメ
違法性コンテンツを豊富に抱え込んでいるサイトは不正動画も扱っているでしょう。『ある男』の動画もそうです。そのような違法動画サイトは日本映画でも狙ってきます。今は不正なリーチサイトがそれを支援しているかもしれません。それらはまぎれもなく法律に反しているので迂闊に近づかないでください。たいていはスパムなども多い場所です。『ある男』を観るのに有効な場とはとても言えません。
▼『ある男』動画を見る前に
『ある男』のあらすじ
その人は何者なのか。誰にもわからないその正体とは…。芥川賞作家・平野啓一郎のベストセラーを『愚行録』『蜜蜂と遠雷』『Arc アーク』の石川慶監督が映画化したヒューマンミステリー。『ある男』のエグゼクティブプロデューサーは吉田繁暁、プロデューサーは田渕みのりと秋田周平。妻夫木聡（城戸章良）、安藤サクラ（谷口里枝）、窪田正孝（谷口大祐）、清野菜名（後藤美涼）、眞島秀和（谷口恭一）、小籔千豊（中北）、坂元愛登（悠人）、山口美也子（武本初江）、きたろう（伊東）、カトウシンスケ（柳沢）、河合優実（茜）、でんでん（小菅）、仲野太賀（谷口大祐；本物）、真木よう子（城戸香織）、柄本明（小見浦憲男）、小野井奈々（花）などが出演する。弁護士の城戸は、かつての依頼者・里枝から、亡くなった夫である大祐の身元調査をして欲しいという事情が見えない奇妙な相談を受ける。普通であればまだそんなに親しくないような相手の調査をするものだが、なぜか亡くなった夫という最も親しい間柄であろう存在の身元を調べるという依頼であり、それは不可解だった。里枝は離婚を経験した後に子どもを連れて故郷へ帰り、やがて出会った大祐と再婚していた。そしてその関係性の中で新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていた。しかし、大祐は不慮の事故で残念ながら帰らぬ人となった。ここまでは普通の家庭にありがちな人生の道のりであった。誰もがそれはおかしいとは思わない。ところが、長年疎遠になっていた大祐の兄が、遺影に写っているのは大祐ではないと話したことから、事態は怪しくなっていく。愛したはずの夫が全くの別人だったことが判明し、混乱だけが広がっていく。では一体何者なのか。本当の存在はどこにいるのか。そもそも実在するのか。謎ばかりが頭を駆け巡る。愛していたはずの夫は本当は誰なのか。その率直な疑問だけでも解決したい。それが依頼主の切実な願いだった。城戸は男の正体を追う中で様々な人物と出会い、想像もしていなかったような驚くべき真実に近づいていく。物語の結末は『ある男』の動画からぜひどうぞ。
妻夫木聡「この作品は僕の俳優人生にとっても大きなターニングポイントになるのかもしれないなと感じています。10代から俳優をやってきて、自分の個性ってなんだろう、自分らしいってなんだろうと思ってきた。それは俳優でなくとも、同世代はみんな感じていたかもしれません。でも今回城戸を演じたことで、そこから解放されたというか、自由になれた気がしたんです」⇒引用：GQ JAPAN
【タイトルミスしていませんか？】
「アル男」
『ある男』の感想（傑作？駄作？）
| E:3.7,F:3.9,Y:3.7 | ||
| フルムビバース独自ランク | ||
|---|---|---|
| B（ベターな良作） 「ある男」 |
(C)2022「ある男」製作委員会
前情報は不要な映画かもしれない。ミステリーという期待は邪魔になるだけだろう。これは人間側の内面の問題だろうから。驚きの展開で相手をはぐらかすような映画でもない。光と影どちらかを完全に取り除く事は不可能だし、それ自体を問うことも時間を浪費するだけ。人間にはいろいろな側面があって、それを無視できない。そういうことを考えてしまう。言葉にすると陳腐だが、それを映画にするとこうも美しくなるのだから不思議なものだと思う。
●『ある男』無料動画レビュー2
安藤サクラの演技だけで見る意味がある映画だと断言できます。役者が強いと有利です。すっかりボクサー役がハマり役になりつつある窪田正孝はこういう方向性が好きなのか。仲野太賀はワンカットしか出演しない贅沢な作品となっており、その扱いも美味しさを最大限に引き出せる。谷口大祐と思っていた男はその名前の持ち主ではない。そこだけを切り取ると謎になる。でもこれは謎なのか。上手い具合にエンディングを設置したなと舌を巻く。
●『ある男』無料動画レビュー3
ルネ・マグリットでくるのか。全て見透かしたように飄々と嘲笑する狂気じみた柄本明と、笑いながらも滲み出る不安定な怒りを表情だけで見せる妻夫木聡。バトルである。まさしくこの映画は対決させるストーリーだった。他人の名前を名乗るという行為とその奥にある仕組みに気づけてしまうとそれはもうこの映画の魔力に手を突っ込んでしまっている。そうなると視線はそこにしかいかない。私たちは映画にまで模倣されないようにしたい。