昼はチキン屋、夜は潜入捜査官
原題:Extreme Job(「エクストリームジョブ」) / 韓国(2019年) / 日本公開:2020年1月3日 / 111分 / 制作:About Film / 配給:クロックワークス
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『エクストリーム・ジョブ』のあらすじ
ひょんなことから大人気フライドチキン店を経営することとなった麻薬捜査班の姿をユーモラスに描いたコメディ。監督は『二十歳』のイ・ビョンホン。リュ・スンリョン(コ班長)、イ・ハニ(チャン刑事)、チン・ソンギュ(マ刑事)、イ・ドンフィ(ヨンホ)、コンミョン(ジェフン)、シン・ハギュン(イ・ムベ)、オ・ジョンセ(テッド・チャン)などが出演する。チキンか、カルビか、それが大事だ。忙しく走り回りながらも、理想どおりの思うような実績を積めずに解散の危機を迎えている麻薬班。しかし、そこにチャンスは来る。国際犯罪組織の国内麻薬密搬入情報を入手したコ班長は、チャン刑事、マ刑事、ヨンホ、ジェフンの4人のチーム員たちとともに潜伏捜査を開始する。これを失敗させるわけにはいかない。24時間監視で怪しまれないために、犯罪組織のアジト前にあるチキン屋を買い取り、麻薬班メンバーによるチキン屋稼業をスタートさせる。これであればバレないはずだったが、予想外のトラブルが起きてしまう。絶対味覚を持つマ刑事の隠れた才能により評判が広まり、どんどんと話題が話題を呼び、チキン屋は捜査にも手が回らないほどの大人気店となって大忙し。これでは捜査している場合ではない。そんなある日、忙殺される麻薬班に捜査の絶好の機会が訪れるが…。
・イ・ビョンホン監督「あと韓国の人の情緒的な部分で言うと、お父さんが会社帰りに鳥の丸焼きを一羽買ってきて、家族でみんなで夕食の時に食べるという文化もあります。韓国の人にとっては身近で、気軽に食べられるメニューと言えます」
『エクストリーム・ジョブ』の感想(傑作?駄作?)
フルムビバース独自ランク | ||
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B(ベターな良作) 「エクストリーム・ジョブ」 |
新年はコレだ!と激推しできるテンション。プッシュが強すぎるのでちょっとうるさいくらいであるが、私のこのノリは観ればわかるのである。軽快、痛快、エクストリーム! あまりにもハマっているので何度も観たくなるかもしれない。どこがいいのかは説明しづらいというか、とにかく普通に面白いのです。散りばめられた小ネタの遊びにも効いているのでこれは映画としてボツにすべきではない。必見なので言っておきます。
●『エクストリーム・ジョブ』ユナイテッドシネマ:D-25
アホ映画じゃないか。チキン屋はじめ零細企業の大変さもライトに組み込まれ、とにかく社会で頑張っている人たちへの温かみが尊い。韓国に於けるチキン屋は脱サラした人が始める最後の砦らしく、だからこそのこの本気度なのだそうだ。これはきっと本国の人はより共有してしまうのではないかな。ボスの右腕美女ジンヒーのスピード感あるアクションがさらにエンタメを増しているので、すごい盛沢山になっているので満腹。
●『エクストリーム・ジョブ』シネマサンシャイン:G-8
これ、チキンが食べたくなる奴じゃないですか。コラボして日本でチキンを増やしていくべきですよ。終始ギャグ系の少年漫画をみているようでスッキリ爽快、あ~楽しかったという満面の笑み。店の運営も24時間厳戒体制の警察の大変さも少しずつ身に沁みた後で、空腹を満たす。これぞかなりのフルコース。あらかじめどこに食べに行くか決めておくのが吉。韓国系フライドチキンはずっと避けていたけど、めっちゃ美味しい!