64 ロクヨン 前編(2016)

犯人はまだ昭和にいる

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原題:64 ロクヨン 前編 / 製作:日本(2016年) / 日本公開:2016年5月7日 / 121分 / 制作:コブラピクチャーズ / 配給:東宝 / 製作費: / 興行収入:19億円 / 次作:『64 ロクヨン 後編

64 ロクヨン 前編

(C)2016映画「64」製作委員会


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▼『64 ロクヨン 前編』をさらに知る

ベストセラー作家・横山秀夫の著作で、2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、13年「このミステリーがすごい!」第1位など高い評価を得た警察小説「64(ロクヨン)」を映画化した2部作の前編。プロデューサーには木村理津、大原真人、渡邉敬介、浅野博貴などが名を連ねる。わずか1週間の昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。それは時代の波にいつのまにか消え失せ、事件は未解決のまま14年の時が流れ、平成14年、時効が目前に迫っていた。これでは本当に無かったことになってしまう。かつて刑事部の刑事としてロクヨンの捜査にもあたった三上義信は、この事件に向き合うことを余儀なくされていく。現在は警務部の広報官として働き、記者クラブとの確執や、刑事部と警務部の対立などに神経をすり減らす日々を送っていたが、それだけでは済まない状況に身を投じる。ある日、ロクヨンを模したかのような謎の新たな誘拐事件が発生する。

★スタッフ
監督:瀬々敬久(関連作品:『ストレイヤーズ・クロニクル』)
脚本:久松真一、瀬々敬久
撮影:斉藤幸一
音楽:村松崇継

★キャスト
佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、窪田正孝、坂口健太郎、筒井道隆、鶴田真由、三浦友和

★インタビュー
・佐藤浩市「原作との違いも含め、前編と後編ではスピード感やタッチも異なるけれど、やっぱり両方を観ないと成立しないようになっています」
・榮倉奈々「私のように警察に関してあまり知識がない人でも楽しめるよう、瀬々さんや浩市さんがタッチを変えていたからだなと、すごく納得しました」

★『64 ロクヨン 前編』の評価

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映画comY!FM
3.83.653.7
フルムビバース独自ランク
A

★『64 ロクヨン 前編』の受賞
第8回TAMA映画賞で最優秀男優賞(三浦友和)を受賞。

★『64 ロクヨン 前編』の感想

●無料ホームシアター 
警察内の権力争いとか、自己保身のための偽装とか、キャリアとノンキャリの対立とか、記者クラブとのゴタゴタとか、人間社会の嫌な部分がドロドロと描かれるので、ある程度覚悟した方がいいと思います。ドラマくらいの尺がないと詰め込んだ感が否めないし、今回の前編の終わり方はやっと物語が動き出した感じなので、モヤモヤします。なので絶対に後編と合わせて観ましょう。1作目だけで終わったら、本当にもったいないですよ。
●FILMAGA 
佐藤浩市と永瀬正敏の名演が光る感じで、完全に役者の演技合戦が見物。謎解きな刑事モノを期待している人は拍子抜けするでしょうけど、これはミステリーではなく、社会派ヒューマンドラマなので、そこは悪しからず。昭和64年にあった未解決少女誘拐事件から14年後、広報課に移動になった主人公は14年前と酷似した事件に出会うというあらすじ以上に、グチャグチャした人間模様が描かれていくので、そこは注意した方がいいだろう。
●BILIBILI 
1つの事件を軸に、マスコミ、被害者遺族、刑事部と警務部、沢山のしがらみの中で奮闘する、かなりコテコテな刑事の姿を描いており、主演の佐藤浩市がひたすら渋くアツく吠える、明らかに一定の年齢層より上の人向けの映画。そこに対する社会批評はおいといても、硬派な映画の雰囲気は、いかにも古き伝統が残る邦画という感じで、逆に新鮮に感じる。原作を読んでいた故の不満はあれど、これだけの映画化なら文句を言うのもバチがあたる。