気狂いピエロの決闘

ピエロ同士の狂気に満ちた戦いを描いた異色作

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原題:Balada triste de trompeta / 製作:スペイン・フランス(2010年) / 日本公開:2012年8月4日 / 107分 / 制作: / 配給:熱帯美術館

映画『気狂いピエロの決闘』予告編

(C)Tornasol Films – Castafiore Films – La Fabrique 2- Mikado Films SpA -2010


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登録情報は最小限
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動画はフルの方がいい
気づいていない人も珍しくないですけど、テレビの民放ロードショー番組などでは映画放映時は多くのシーンがカットされ、放送枠におさまるように編集されています。仕方がないこととはいえ、映画の持ち味は完全に見れないことは、フル動画とは言い切れず、欠落は隠せません。しかし、VODにはその点もカバー。ネット配信の柔軟性は余計な編集を必要とせず、ラストまでじっくり鑑賞をお約束できます。「気狂いピエロの決闘」をフル視聴(full)できるという意味では、テレビメディアと比べてもVODの方が優れているのは明らかです。

表現規制を避けるなら
映画という映像メディアに起こる問題が表現規制。映画館やテレビ放送ではどうしてもレーティングという業界ルールがあるために制約が発生します。中にはバッサリと映像に処理が加えられたり、重要な部分なのに不明瞭になることも。俳優の不祥事で販売が自粛されたりすることもあります。それでは純粋にクリエイターの作り出したモノを満喫はできません。しかし、VOD(とくにテレビなど日本の大手企業が不関与のサービス)はそうした業界規制とは別の判断基準があるので独立性が高いです。「気狂いピエロの決闘」も規制なしでどうぞ。

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▼『気狂いピエロの決闘』をさらに知る

カルト的人気を誇るスペインのアレックス・デ・ラ・イグレシア監督が、ピエロ同士の狂気に満ちた戦いを描いた異色作。狂っている世界にあなたはどこまでついていけますか。「泣き虫ピエロ」としてサーカス団で働き始めたハビエルだったが、人気道化師で「怒りのピエロ」役をしているセルジオが、妻のナタリアを殴っている現場を目撃。その暴力におののきながら、無視もできないのでナタリアを助けたハビエルは、セルジオと争うようになり、やがて2人の戦いは常軌を逸した市街戦へと発展していく。その戦いは倫理すらも軽く越えていき、なんでもありの暴走が進んでいく。檻に入れられた猿が暴れまわる中、外では人と人とが殺し合う狂気のサーカスが情け容赦なく繰り広げられていた。怒りと絶望、渇望に煽られた彼らの命がけの戦いの行方は…。

★スタッフ
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシア

★キャスト
カルロス・アレセス、カロリーナ・バング、アントニオ・デ・ラ・トーレ

★『気狂いピエロの決闘』の評価

IMDbRTMETA
6.6??%??
映画comY!FM
?????3.4
フルムビバース独自ランク
B(ベターな良作)

★『気狂いピエロの決闘』の受賞
第67回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)とオゼッラ賞(最優秀脚本賞)を受賞。

★『気狂いピエロの決闘』の感想

●FILMAGA 
ピエロ親子の絆がテーマの内戦もの?三角関係の愛憎劇?くらいに思っていた序盤から、その当初の想像を斜め上どころかはるか彼方に吹き飛ばす尋常ではない展開発展に、一気に頭をぶちぬかれたような衝撃。色々詰め込みすぎだし、無茶苦茶なんだけど、テンポが良いおかげで置いてかれることなくこのスピード感に流されていって一瞬で終わっている。とにかく凄まじい勢いなので、瞬間風速の威力に備えて、じっくり鑑賞してほしい。
●TOHOシネマズ 
なんだこれ。「コメディかな?ホラーかな?」と気軽に見始めたらドえらい事になった。冒頭いきなり唐突にスペイン内戦、サーカスの真っ最中、ピエロが人民戦線側の兵士に駆り立てられるという観客おいてけぼりのシーン。「歴史物かな?」と思ったら、内戦後、強制労働させられてる可哀想な父親を助けるべくその子供が一発ブチかまします。ひとつわかったことといえば、これは制作陣の自己満足の究極系なんだということ。やりきったな~。
●DAILYMOTION  
序盤からイカレまくった世界に惹き込まれ、狂ったようなサイコなシーンに釘付け! 映像の勢いだけでわざとらしく誤魔化してるわけでもなく、ストーリーもちゃんと作りこんで面白いから素晴らしい! 泣き虫で心優しいピエロがサイコなピエロ野郎化していくのがたまらん。これはオススメっていう良作と表現すべきではないかもだが、少なくとも自分の心に残る一本となったのは間違いない。めちゃめちゃツボにハマった作品に出会えて感謝!