全員死刑(2017)

家族全員に死刑判決が下った実録犯罪映画

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本物の不良少年たちを起用する大胆な撮影スタイルで驚かせた『孤高の遠吠』で注目された小林勇貴監督の商業映画デビュー作で、2004年に福岡県大牟田市で発生し、被告である家族4人全員に死刑判決が下った強盗殺人死体遺棄事件を映画化。プロデューサーは千葉善紀と西村喜廣、アソシエイトプロデューサーは谷戸豊。死刑囚として獄中にいる次男の手記をベースにした「我が一家全員死刑」を原作に、未だその真相が解明されていない凶悪事件が描かれる。こんな犯罪は起こったことをあなたはどこまで信じられるか。借金を抱えこみ、困窮した生活を送っていた4人の家族。そこで一発人生を変えることをしようとする。思いついたのは犯罪だった。近隣の資産家一家が脱税で蓄財していることを知った彼らは、資産家一家の金を強奪する計画を企てる。それはただの盗みでは終わらない。無謀な計画から1人が殺害されたことをきっかけに家族はクレイジーなほどに暴走し始める。最終的に4人を殺害するまでエスカレートしていく。

原題:全員死刑 / 製作:日本(2017年) / 日本公開:2017年11月18日 / 98分 / 制作: / 配給:日活、東京テアトル

「全員死刑」予告編

(C)2017「全員死刑」製作委員会


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動画はフルの方がいい
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表現規制を避けるなら
映画という映像メディアに起こる問題が表現規制。映画館やテレビ放送ではどうしてもレーティングという業界ルールがあるために制約が発生します。中にはバッサリと映像に処理が加えられたり、重要な部分なのに不明瞭になることも。俳優の不祥事で販売が自粛されたりすることもあります。それでは純粋にクリエイターの作り出したモノを満喫はできません。しかし、VOD(とくにテレビなど日本の大手企業が不関与のサービス)はそうした業界規制とは別の判断基準があるので独立性が高いです。「全員死刑」も無規制で。

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▼『全員死刑』をさらに知る

★スタッフ
監督:小林勇貴(関連作品:『孤高の遠吠』)
脚本:小林勇貴、継田淳
撮影:鈴木啓造
音楽:中川孝

★キャスト(キャラクター)
間宮祥太朗(首塚タカノリ)、毎熊克哉(首塚サトシ)、六平直政(首塚テツジ)、入絵加奈子(首塚ナオミ)、清水葉月(カオリ)、落合モトキ(吉田カツユキ)、藤原季節(吉田ショウジ)、鳥居みゆき(パトラ)

★インタビュー
・小林勇貴監督「試写でも、間宮くんファンの女の子たちが、間宮くんカッコいい!とかだけじゃなくてちゃんと映画を観てくれて、いろいろ考えて感想をくれたことがすごくうれしかったですね」
・間宮祥太朗「破天荒に感じる方もいると思いますが、すごく純粋。映画を撮ることが楽しくて仕方がないという顔をしていて、監督に引っ張られたというか。映画の撮影って楽しいんだという雰囲気にあふれていました。この映画で初主演を飾ることができてよかった。小林勇貴監督という、一緒に面白い作品を作っていきたいと思える、歳の近い尊敬できる監督と出会えた。この作品は、僕にとって大事」
・間宮祥太朗「小林監督とご飯を食べながらいろんな話をして。この人となら映画を作れるぞと自信が持てたので、ご飯会が終わるときによろしくお願いしますと言いました。監督はすごく純粋! 映画を撮ることが楽しくて仕方がないという顔をしているんです」

★『全員死刑』の評価

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映画comY!FM
3.12.673.3
フルムビバース独自ランク
C(ニッチな佳作)

★『全員死刑』の感想
・宇多丸:週刊映画時評 ムービーウォッチメン(公式クラウド)
 ↑映画を愛するラッパー宇多丸の痛快な映画評論。

●無料ホームシアター 
ノワールを基調としながらも、時にコメディー、時にホラーへと軽快にジャンルを横断していくというウルトラジャンプ作品で、この気持ちよさを快感に感じるならぜひがっつり挿入しちゃってください。原作を知らない観客にとっては、全てが監督による創作だと思ってしまう人もいるだろうが、結構オリジナルに忠実。あり得ないようなことも実際に起こってしまっている。全員が死刑になってもなんの哀愁もない、純然たるアホ悪というのはいるんだな。
●シネマトゥデイ 
フィクションだと流石にそれはありえないって話になるけど実話の上に成り立っていることが鑑賞後も信じられないというのが不思議。いや、そんな軽いものじゃないのだけど。浅はかすぎる若者の暴走と言えば、いろいろな名作が邦画にもあったけど、これはそのどれでもない魅力がある。不謹慎上等な構成も最高に馬鹿々々しい。最近人気の間宮祥太朗が、爽やかさゼロのDQN全開で、主人公のチンピラを熱演しており、俳優イメージを完全に捨てているのが笑える。