判決、ふたつの希望 / The Insult

アカデミー賞で大絶賛。謝罪だけが欲しかった

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キリスト教徒であるレバノン人男性とパレスチナ難民の男性との口論が裁判沙汰となり、やがて全国的な事件へと発展していく様子を描き、第90回アカデミー賞でレバノン映画として初めて外国語映画賞にノミネートされたドラマ。レバノンの首都ベイルート。色々な人が生活し、働いている。その一角で住宅の補修作業を行っていたパレスチナ人の現場監督ヤーセルと、キリスト教徒のレバノン人男性トニーが、小さな対立を起こす。始まりはどこにでもありそうな喧嘩だった。アパートのバルコニーからの水漏れという些細なトラブルをめぐって諍いが起きてしまい、それは思わぬかたちで過激化する。このときヤーセルがふと漏らした悪態はトニーの猛烈な怒りを買い、ヤーセルもまたトニーのタブーに触れる“ある一言”に尊厳を深く傷つけられ、ただの言い争いが国を巻き込んで対立になるのだった。ふたりの対立はその場で収まらずに法廷へ持ち込まれ、世間の注目のまとになっていく。

原題:L’insulte(The Insult) / 製作:レバノン・フランス(2017年) / 日本公開:2018年8月31日 / 113分 / 制作: / 配給:ロングライド 

8月31日(金)公開『判決、ふたつの希望』日本版予告

(C)2017 TESSALIT PRODUCTIONS – ROUGE INTERNATIONAL – EZEKIEL FILMS – SCOPE PICTURES – DOURI FILMS


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支払い方法は?
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登録情報は最小限
初めてVODに登録する際に入力する情報は、名前、メールアドレス、アカウントパスワード、生年月日、電話番号などだけです。仮に電話番号入力があっても実際に電話がかかってくる事態は起きません。メールスパムのようなしつこい煩わしさもゼロです。クレジットカードの支払い情報登録に躊躇することもあるでしょうが、これはイタズラでもなりすましでもないことを証明する役割もあります。初回お試しなら請求無しで無料のままなので、気楽に手を出してみましょう。あとは「判決、ふたつの希望」を探すだけ。簡単だと思いませんか。

動画はフルの方がいい
あまり意識していない人もいますが、話題作が放映されるとSNSでも大盛り上がりをする民放TVでの映画ですが、実は結構シーンがカットされてしまっており、本来のフルの内容を満喫はできていません。番組時間帯の都合なのですが、本音はフルバージョンを楽しみたいものです。そこでVODならば自由気ままにフル動画を鑑賞可能。仲間と一緒にフル体験で映画をじっくりシェアもできます。「判決、ふたつの希望」をフル視聴(full)できるという意味では、テレビメディアと比べてもVODの方が優れているのは明らかです。

高評価作品は観る価値あり
あなたは見る映画をどのように選んでいますか? ランダムで運任せ? それともビジュアル重視でインスピレーションを刺激されるもの? いやいや俳優でストレートに選ぶ? それとも友達やネットのオススメ? こちらとしては評価の高い作品も良いですと推薦したいところ。映画賞を獲っている作品はとりあえず観ておけばその価値を探ったりしてさらに深掘りできる楽しみがあります。解説も豊富なことが多いのでそこもGood。「判決、ふたつの希望」ももしかしたら? 話題作だけでない、文化的・芸術的・社会的に価値のある映画に触れることで新しい扉が開けます。

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▼『判決、ふたつの希望』をさらに知る

★スタッフ
監督:ジアド・ドゥエイリ
脚本:ジアド・ドゥエイリ、ジョエル・トゥーマ
撮影:トマソ・フィオリッリ
音楽:エリック・ヌブー

★キャスト(キャラクター)
アデル・カラム(トニー・ハンナ)、カメル・エル・バシャ(ヤーセル・サラーメ)、リタ・ハーエク(シリーン・ハンナ)、クリスティーン・シュウェイリー(マナール・サラーメ)、カミール・サラーメ(ワジュディー・ワハビー)、ディアマンド・アブ・アブード(ナディーン・ワハビー)

★『判決、ふたつの希望』の評価

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7.789%72
映画comY!FM
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フルムビバース独自ランク
A(見て損はない名作)

★『判決、ふたつの希望』の受賞
第90回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネート。第74回ベネチア国際映画祭でボルピ杯(最優秀男優賞)を受賞。

★『判決、ふたつの希望』の感想

●無料ホームシアター 
思った以上にエンタメ度合いが高くて面白さにワクワクしてしまった。堅苦しそうな見た目に騙されないでほしい。つまらないだろうなんて憶測で判断してはいけない。この作品の仕掛けに気づけば、そんなことを言ったら大きな後悔を残すことになる。これは痛快な法廷劇なのだ。主張の勝負、思想のぶつかり合い、思考の戦略戦、駆け引きの連続。やがて明らかになるのは社会のほつれ。そこにあるのはどの国も抱える狂ったシステムなのだ。
●FILMAGA 
相手を理解するということは非常に難しい。なにせ他人だ。考え方は違う。辿ってきた人生も環境も付き合いも異なれば、合わないのは当然になってしまう。しかし、それでも直面するのが社会の決まり。そこで向き合うことになる。この映画はそれを描いた一作。日本でもこの作品と同じようなことが起こりうるやもしれない。レバノン、パレスチナ問題について理解していると解釈も進みやすいので、そこのところは事前学習が必須かもしれない。
●イオンシネマ 
「ただ、謝罪だけが欲しかった」この宣伝はミスリードなのか。実は、パレスチナ難民とレバノン人の民族間の根深い争いが背景にしっかりとドテンと横たわる。二人の男が頑ななのも、互いの悲劇的な歴史に明確に起因するが、一瞬見えてこない。そうしたことが裁判の中で次々明らかになるので、そのカタルシスはある。スリリングでありながら、民族紛争の困難さを映し出した見事な内容で、上手いなと感心してしまった。これが脚本の妙なのか。
●VUDU
なるほどね。そういうことか。教科書やニュースでしか知らない様な他人事だと思っていた出来事が、現在も世界で跡形を残してハッキリ存在していることをまざまざと恥ずかしいと思ってしまうほど思い知らされる。宗教やバックグラウンドの対立、多様性を受け入れない「異質」なものの無慈悲な淘汰、個人をその人の人格ではなく「宗教」「国籍」など貼り付けた厳しいレッテルで断定するような決めつけること。私たちもやっていないだろうか。