ヒトラー 最期の12日間

世界を恐怖に陥れた男はこうして死んだ

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独裁者アドルフ・ヒトラー率いるナチス党の最期の12日間の様子を描いた実話ドラマ。製作はベルント・アイヒンガー。1945年4月20日、ベルリン。戦況は大きく変化していた。今では開戦時のような勢いはない。迫りくるソ連軍から身を守るため、ナチス党総統アドルフ・ヒトラーは、表舞台から姿を消し、ごく限られた身内や側近たちと共にドイツ首相官邸の地下にある要塞へ退却。そこで指示を出すしかなかった。ヒトラーの個人秘書であるトラウドゥル・ユンゲもその中にいた。側近たちはすでに敗戦を確信していたが、口に出せるはずもない。威厳を失わずにひたすら力を誇示するヒトラーはすでに客観的な判断能力を失っていたが、いつかあっと驚く展開を信じて、不可能な大逆転の作戦について周りに罵声を浴びせながら熱く語り続けていた。そんな絶望的な状況の中、ヒトラーの56回目の誕生日を祝福すべく、この狭いナチスの中枢官邸にアルベルト・シュペーア軍需大臣が訪れる。

原題:Der Untergang(Downfall) / 製作:ドイツ(2004年) / 日本公開:2005年7月9日 / 155分 / 制作:Constantin Film / 配給:ギャガ 

ヒトラー ~最期の12日間~(字幕版)(プレビュー)

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高評価作品は観る価値あり
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★スタッフ
監督:オリバー・ヒルシュビーゲル
脚本:ベルント・アイヒンガー
撮影:ライナー・クラウスマン
音楽:ステファン・ツァハリアス

★キャスト(キャラクター)
ブルーノ・ガンツ(アドルフ・ヒトラー)、アレクサンドラ・マリア・ララ(トラウドゥル・ユンゲ)、コリンナ・ハルフォーフ(マクダ・ゲッベルス)、ユリアーネ・ケーラー(エヴァ・ブラウン)、トーマス・クレッチマン(ヘルマン・フェーゲライン)、ウルリッヒ・マテス(ヨーゼフ・ゲッベルス)、ウルリッヒ・ネーテン(ハインリヒ・ヒムラー)、アンドレ・ヘンニッケ(ヴィルヘルム・モーンケ)

★『ヒトラー 最期の12日間』の評価

IMDbRTMETA
8.290%??
映画comY!FM
3.3???3.6
フルムビバース独自ランク
A(見て損はない名作)

★『ヒトラー 最期の12日間』の受賞
第77回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネート。

★『ヒトラー 最期の12日間』の感想

●無料ホームシアター 
ナチスが陥落するまでの12日間がドキュメンタリーの様に克明に描かれ、あまりのリアリティに目が離せないという凄さ。登場人物全員の演技がリアルを超えているという印象を持った映画はそうそうない。特に最近亡くなったブルーノガンツのヒトラーは本人かと錯覚するくらいの一世一代の大熱演になっており、これを上回るものはもはやあり得ないだろうから、絶対に見ておくべきだ。この映画が残って役者冥利に尽きた事だろう。天才は映画に残る。
●シネマトゥデイ 
キャストアクトの妙。メインのヒトラーも尋常ではないが、他ではゲッべルズとエバブラウンの演技は圧倒的で、思わず実在人物と比較してしまった。秘書役や軍医役の俳優も良いので、全てのメンバーの完成度が120点をオーバーしている。ナチス全員がヒトラー信者ではないという意外な描き方も新鮮で、明らかに他のナチス映画を変えてしまうだけのインパクトがあり、まさにターニングポイントになった作品であろう。本当に凄い映画を見るならこれだ。
●TOHOシネマズ 
ヒトラー側目線にさせるものの、その残虐性は余計に際立つ。彼のことを「悪く言われているだけの存在」などと擁護する人も現代にいる。でもそれが違う。彼は悪魔でもなく、サイコパスでもない。普通に独裁者になって普通に残忍な命令を出したのだ。つまり誰でも彼のような存在になりうる。そして死んでいく。戦争がどこで起こるかはわからない。でもそこには常にこんな人間がいる。戦争支持者がいる。戦争をしてもいいという人がいる。