輝く未来を見てほしい、そこに俺がいなくても
原題:きみの瞳(め)が問いかけている / 日本(2020年) / 日本公開:2020年10月23日 / 123分 / 制作: / 配給:ギャガ
(C)2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
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動画が見れると思うと…
邦画でも被害に遭っている違法な動画サイト等に楽しいような要素は微塵もありませんので気を付けてください。それで吉高由里子主演の「きみの瞳が問いかけている」の再生はダメです。フィルタリングでの防止が理想ですが、次から次へと新手が登場するのでキリがないです。また、実在する正規サイトに偽装して名称、住所、画像等を無断使用しているケースも。このため表面的なサイトのビジュアルはいかにも本物っぽいので、うっかりログインしようと情報を入力してしまうかもしれません。GoogleやYahooに偽装するのも定番です。後悔は映画動画体験に毒です。「きみの瞳が問いかけている」も正しく。
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『きみの瞳が問いかけている』のあらすじ
吉高由里子と横浜流星がダブル主演を務めた純愛映画。チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」にインスパイアされて製作された2011年の韓国映画「ただ君だけ」を、『思い、思われ、ふり、ふられ』の三木孝浩監督のメガホンでリメイク。『きみの瞳が問いかけている』のエグゼクティブプロデューサーは小竹里美、納富聡、渡辺章仁。やべきょうすけ(原田陣)、田山涼成(大内会長)、野間口徹(尾崎隆文)、岡田義徳(坂本晋)、奥野瑛太(久慈充)、般若(金井)、坂ノ上茜(津ノ森恵子)、森矢カンナ(麻衣子)、町田啓太(佐久間恭介)、風吹ジュン(大浦美恵子)などが共演する。不慮の事故で視力と家族を失った明香里は、大きなハンデを抱えてしまったものの、小さな楽しみを糧に毎日を明るく生きていた。何も見えないことになっても希望を見いだせないわけではない。ある日、明香里は管理人の男性と間違えて塁という青年に話しかけてしまう。それは大きな意味のある出会いになっていく。彼はかつてキックボクサーとしてその実力を評価され、将来を有望視されていたが、ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまっていた。すでにあの時のエネルギーはなく、現在は日雇いのアルバイトで食いつなぐ地味な日々を送っていた。彼の中では希望は何も見えなかった。その後も時々やって来ては屈託なく話しかけてくる明香里に、暗く沈んでいた塁は次第に心を開いていく。それは消えかけていたファイティング魂に火をつけるようなもの。やがて塁は自分の過去が明香里の失明した事件と接点があったことを知り、居ても立っても居られないことになる。このまま何もしないわけにはいかない。彼女の目の手術代を稼ぐため、不法な賭博試合のリングに立つことを決意するが、それは危険なものだった。
・吉高由里子「クランクインする前に時間をいただけたので、視覚障害のある方たちにお会いして、お話を聞いたり、実際に白杖を持って歩いてみたり、目隠ししたまま料理をしてみたり、いろんなトライをしてから作品に入れました」
『きみの瞳が問いかけている』の感想(傑作?駄作?)
フルムビバース独自ランク | ||
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B(ベターな良作) 「きみの瞳が問いかけている」 |
吉高由里子のホワンとした柔らかさと強さもいいものだと思います。彼女にしか出せない味というのはやっぱりあるものです。それを思う存分に扱えるということはこの映画のポテンシャルとしてのメリットであり、武器になっています。これだけを見ているだけでも幸せをおすそ分けしてくれるようなものです。愛がこぼれ出るような愛しさが詰まっており、映画全体が安らぎに満ちています。ヒーリングムービーでしたね。
●『きみの瞳が問いかけている』イオンシネマ:K-21
とにかく役者、演出面、キックボクシングの試合シーンの迫力など、要所要所で高得点をたたき出すこともあって総合的にもとてもいい映画として印象に残ります。2人が飼う犬のスクも犬好きとしては堪らない愛くるしさを発揮しており、完璧な犬映画としても機能しているのが嬉しいポイントです。本当に目が見えていない人のように振る舞っていく演技は大変だったでしょうが、そこもしっかりカバーされているのが見事です。
●『きみの瞳が問いかけている』TOHOシネマズ:J-8
主演女優を綺麗に撮ることだけを特化したかたちです。起きていく展開は薄っぺらいというか、いつものベタさ全開ですので、ご都合的な部分しかありません。可哀想なヒロイン、助けてあげる男主人公。全てが予定調和で噛み合っています。地下組織のいやらしさというものは日本ではあまり現実感はないのかなとも思います。だいたい金を稼ぐなどの方法であれば、もっと非合法で効率のいいもの(悪い事)があるでしょうから。