原題：ポプラン ／ 日本（2022年） ／ 日本公開：2022年1月14日 ／ 96分 ／ 制作： ／ 配給：エイベックス・ピクチャーズ
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今日も元気に鑑賞できる！
映画館に足を運んでほしいと思っていますが、仕事・育児・家事・健康・天候・資金などの理由でそれができない人もいるでしょう。そこで動画配信サービスを使うことで映画に親しむという今の主流の方法があります。まだ使っていない人も一度は検討してみてください。レンタルショップとは違います。あなたが動く必要はありません。テレビやパソコンで好きなように映画を観る。しかもコストはお得。これ以上の嬉しさはあるでしょうか。「ポプラン」のような変わった映画もカバーしています。
そのチャンスは1回の無料！
オンライン動画配信サービスにはメリット多数ですが、「ポプラン」の鑑賞でも覚えておきたいのは、無料期間トライアルです。無料というのは読んで字のごとく。本当に無料です。おカネを払わずに映画を観れるということです。そんなことはあるのか。あります。けれどもこれは初回利用者だけですので、過去に同じサービスを利用しているなら、たとえ解約をしていても無料にはなりません。上田慎一郎監督の「ポプラン」を鑑賞できるならばぜひとも無料で初めてみたいものです。
「ポプラン」はどこ？
さて動画配信サービスの魅力に気付いたところで、それからの話。「ポプラン」を見れるサブスクリプションサービスはあるのか。これがないなら意味はなしです。このフルムビバースは無駄な広告バナーを表示せずに動画配信サービスのアイコンだけで情報を整理。「ポプラン」を見れるサービスを一覧にしています。そうはいってもそこに複数のリストがあると困るという人もいるでしょう。フルムビバースはステルスマーケティングをしませんし、スポンサーを贔屓することもしません（そもそもスポンサーはいません）。なので自分の判断を重視します。ユーザーに決めてほしいのですが、基本的には利用していないサービスがオススメです。その方が「ポプラン」の無料動画となるケースが多いからです。そしてさらに考えるなら他に見たい映画もあるという場合はそれと複合して考えるといいでしょう。「これとあれの映画が同時に配信されているのはこのサービスだな」という判断の方法が賢い手だと思います。
『ポプラン』は「Netflix」で見られる？
Netflixは『ポプラン』を見れるのか。タイトルを検索するという行為で初めてその事実がわかります。サービス側で情報のリストを開示しているわけではありません。もし映画が配信終了してしまった場合はもう何も残っていません。検索しても表示されないか別の映画が表示されたりします。
『ポプラン』は「Amazonプライムビデオ」で見られる？
Amazonをよく知らない人が一番困惑する部分なのですが、『ポプラン』を観るにしても、視聴は複数あります。見放題なのか、デジタルセルなのか、デジタルレンタルなのか、DVDなどディスク購入なのか、この4つに大きく分けられるのです。これがわかっていないと困惑の原因になります。
不正な『ポプラン』無料動画はダメ
これは再三にわたり注意していますが、『ポプラン』を鑑賞するにしても違法動画コンテンツが絶対にアウトです。日本なら大丈夫だと考えている人もいるようですがそれは全くのデタラメです。最近はファスト映画投稿者が勝手な持論で著作権関連の問題を正当化している事例もありましたが、とにかく権利者に無断の動画利用はアウトなのです（たとえそれが数秒でも）。『ポプラン』を観るなら公式提供だけを考え、そこで安全安心に鑑賞してください。
▼『ポプラン』動画を見る前に
『ポプラン』のあらすじ
ある日、イチモツが逃げ出した。2018年に『カメラを止めるな！』で映画界に旋風を巻き起こし、その後も『イソップの思うツボ』や『スペシャルアクターズ』など個性豊かな作品を生み出している上田慎一郎監督のオリジナル作品で、ある日突然どこかへいってしまった自分のイチモツを捜す男の姿を、奇妙でシュールな世界観とともにコミカルに描いた。『ポプラン』のエグゼクティブプロデューサーは西山剛史と伊藤整。プロデューサーは鈴木伸宏と古草昌実。皆川暢二（田上達也）、アベラヒデノブ（吉田恭介）、徳永えり（出口奈緒）、しゅはまはるみ（インタビュアー）、井関友香（瑠美）、永井秀樹（不二塚）、竹井洋介（出口義弘）、鍵和田花（出口晴）、朔太郎（出口創）、西本健太朗（尾田）、佐藤旭（北原先生）、清瀬やえこ（荒木弘子）、上田耀介（石沢）、茨城ヲデル（井上）、藤野優光（ミツル）、高木龍之介（ヨウイキ）、原日出子（田上真知子）、渡辺裕之（田治）、川口貴弘（インタビューディレクター）、出口亜梨沙（現場レポーター）、藤田健彦（医者）、市原洋（ラシンバン社員）、山下一世（ポプランの会受付）、三月達也（タクシー運転手）などが出演する。そんなことが起こるなんて誰も思っていなかった。ある時、東京の上空を高速で横切る謎めいた黒い影が目撃され、そのミステリアスな現象についてワイドショーなどは「東京上空に未確認生物か」と詳細も不明ながらに盛んに騒ぎ立てる。現状はそれくらいしか想定できないのも無理はない。しかし、実際は想像を超えるような事態が起きていたのだった。一方、漫画配信で成功を収めた経営者の田上は、いつもそこにあるはずの自分のイチモツがなくなっていることに驚く。なぜこんなことになったのか。そもそも無くなってしまうなんてことはあり得るのか。こんな状態で平然としていられるはずもない。どこかへ消えてしまった自身のイチモツを捜す田上は、必死になって街中を駆けまわる。やがて同じようにイチモツを失った人々が集まる「ポプランの会」なる集会にたどり着く。そこでは自分と同じようにイチモツを失った人々が集い、イチモツを取り戻すための説明を受けていた。それはなんとも信じがたいような話だった。「ポプランの会」は解説する。「時速200キロで飛びまわる」「6日以内に捕まえねば元に戻らない」「居場所は自分自身が知っている」。説明を聞いてもよくわからない。田上は、疎遠だった友人や家族の元を訪ね始める。家出したイチモツを探す旅が開始する。物語の結末は『ポプラン』の動画からぜひどうぞ。
上田慎一郎監督「影響は多々あるんですけれども、喜劇的なヒューマンドラマでは、ビリー・ワイルダーやその師匠にあたるルビッチなんかの、昔のアメリカ映画のロマンティック・コメディやスラップスティック・コメディといったような作品が好きなんです。そこらへんの影響と、タランティーノとかブライアン・デ・パルマとか90年代以降の作家性の強い監督たちの混合でできているような気はします（笑）」⇒引用：MOVIE Collection
『ポプラン』の感想（傑作？駄作？）
| E:3.1,F:3.5,Y:3.2 | ||
| フルムビバース独自ランク | ||
|---|---|---|
| C（ニッチな佳作） 「ポプラン」 |
(C)映画「ポプラン」製作委員会
へんてこりんな映画を生み出すことに命を懸けているわけではないと思うけど、上田慎一郎監督は大作主義に迎合しないから好きです。過去にはこういうユーモア路線の監督が何人も大手映画会社に吸い込まれてつまらない大作を作るようになった事例を見てきたので…。今回はわりとあらすじどおりの直球です。自分にとって大切なものを改めて考えさせてくれるという評価も可能なので決して際物ではないと思います。変な映画ですが。
●『ポプラン』フルポプランシネマ
カメ止めの実績が効いたのか、こんな映画も作れてしまうようになった。それにしてもそれでもこんな映画を作るという信念には驚かされる。たぶん企画の段階で絶対に却下される内容ではある。バカにしているのかと思われるかもしれない。題材のわりに卑猥な描写もないし、ツッコみどころは放置だけど、案外と真面目さも出しているので、単に笑いたいだけの人には向かないかもしれない。これは文芸映画になるんじゃないの？
●『ポプラン』フリーイチモツムービー
時速200キロで飛行するポプラン。モザイク無しでも快適で大丈夫。と思ったら移動中のポプランが壁や物に激突すると男前の股間に激痛が走るのである。これは一大事である。痛みがどこまで伝播するのかは知らないがうかうかしていられない。なんの捻りもなく、なんの感慨も感情も起きないという人は、きっともうポプランを失って年月が経過してしまったのだろう。この映画は今まさにポプラン消失の危機にある人間に捧げている。