原題：屋根裏のラジャー ／ 日本（2023年） ／ 日本公開：2023年12月15日 ／ 108分 ／ 制作： ／ 配給：東宝
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『屋根裏のラジャー』は「U-NEXT」で見られる？
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『屋根裏のラジャー』は「Amazonプライムビデオ」で見られる？
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『屋根裏のラジャー』のあらすじ
その想像は私たちの可能性を広げてくれる。『メアリと魔女の花』のスタジオポノックが、イギリスの作家で詩人のA・F・ハロルドによる小説「ぼくが消えないうちに（The Imaginary）」を映画化したファンタジックな長編アニメーション。『屋根裏のラジャー』のプロデューサーは西村義明。監督は百瀬義行。寺田心（ラジャー）、鈴木梨央（アマンダ）、安藤サクラ（リジー）、仲里依紗（エミリ）、杉咲花（オーロラ）、山田孝之（ジンザン）、高畑淳子（ダウンビートおばあちゃん）、寺尾聰（老犬）、イッセー尾形（ミスター・バンティング）、一龍斎貞友（骨っこガリガリ）、かぬか光明（小雪ちゃん）、大谷育江（ドロン）、平澤宏々路（ジュリア）、川原瑛都（ジョン）などが声で出演。少年のラジャーは普通ではない。アマンダという少女の生み出した想像の産物とも言える存在で、アマンダ以外の人間には見えない「想像の友だち（イマジナリ）」として傍にいる。これはイマジネーションの交流であった。ラジャーは屋根裏部屋でアマンダと一緒に想像の世界に飛び込み、ファンタスティックな驚きと楽しさに囲まれた毎日を送っていた。しかし、イマジナリには人間に忘れられると消えていくという宿命があり、これは避けられない。大人になってしまうとイマジナリの多くは居場所を失う。ラジャーはアマンダに忘れられれば認識はされなくなってしまう。それに不安を感じながらも自分で何かできないのかと考えていると、ある町の存在を知る。そこはかつて人間に忘れさられた想像たちが身を寄せ合って暮らす「イマジナリの町」であった。ここにいるのはイマジナリとしての役目を果たした存在ばかり。この場所が存在を繋ぎとめる。そこでラジャーと仲間たちは、彼らの大切な人や家族の未来を懸けた果てしない驚きに満ちた冒険を繰り広げる。物語の結末は『屋根裏のラジャー』の動画からぜひどうぞ。
【タイトルミスしていませんか？】
「屋根裏のらじゃー」「屋根裏のラシャー」「屋根裏のラジェー」
『屋根裏のラジャー』の感想（傑作？駄作？）
| E:3.7,F:3.7 | ||
| フルムビバース独自ランク | ||
|---|---|---|
| B（ベターな良作） 「屋根裏のラジャー」 |
(C)2023 Ponoc
子ども向けになってはいるが大人も楽しめる。話題性が低いのであまり客足を伸ばせないかもしれないが、映像などの魅力はじゅうぶんなので鑑賞者の一部の間でしばらく愛されて語り継がれるだろう。イマジナリーそのものにどうしようもなく心を揺さぶられてしまった人は同じ経験があるのだと思う。想像上の友人を持っていると安心する。怖い時に傍にいてくれる。優しい存在が必要になる。恵まれた人間にはわからない孤独の埋め合わせを描く映画であった。
●『屋根裏のラジャー』無料レビュー2
大傑作でした。イマジナリが自分の人生と重なります。観ているうちにグイグイ引きずり込まれて泣いている自分がいました。アマンダとラジャーの子どもっぽさが可愛いし、大人が癒される。これは子どもはどういう感覚で楽しむのかちょっと気になる。もしイマジナリを今観ている子であれば、きっと不思議かもしれない。消えてしまうことが信じられないのかもしれない。それでも傍にいる大人として支えてあげたい。消えても思い出は消えないのだから。
●『屋根裏のラジャー』無料レビュー3
幼い時に何を考えていたのかと昔を懐かしみたくなる。想像力は馬鹿にならないし、決して古いわけでもない。いつだって想像次第で現実は変えられるからそれを軽視できない。大人になったらそれは現実逃避だと言われるかもしれないけど、逃避することは負けではない。それがチャンスになったりするのだ。監督は百瀬義之。この人はもっと早くから自由に作品を作らせるべき人材だったと思う。ジブリでは短編しか任されなかったのは回り道がすぎる。