原題：そばかす ／ 日本（2022年） ／ 日本公開：2022年12月16日 ／ 104分 ／ 制作： ／ 配給：ラビットハウス
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もう1度噛みしめたい映画でも！
1回の鑑賞では余韻を吸収しきれなかった映画もビデオオンデマンドサービスでまた体験をすると印象がさらに深まるかもしれません。そういう映画体験はいつでもあります。オンライン動画配信サービスはスマホ、パソコン、タブレット、テレビなど視聴媒体を自由に選べます。つまり、制限がありません。ブルーレイなどではこうもいきません。映画を観るスタイルが増えるということは体験のしかたも変わるということ。ひとりでじっくり観るとまた違った染み入り方になるのではないでしょうか。「そばかす」もどうぞ。
無料は恋愛よりも嬉しい？！
無料ホームシアターな感覚で映画を観れますかという質問には、ビデオオンデマンドサービスがありますと答えます。アサダアツシ脚本の「そばかす」もそれで可能です。もし無料が信じられないなら一度はそのサービスサイトを確認してみてください。無料お試しの案内がトップページにあるはずです。無料は初回利用者だけです。すでに同じサービスを使っている人は無理です。貴重な無料を有効活用しましょう。伊藤万理華出演の「そばかす」をそれで見るというのでも構いませんし、複数の映画を一気に見るのでもOKです。
「そばかす」はどこ？
日本の小規模公開映画はなかなかサブスクリプションサービスでの配信は始まらないでしょう。大作だと数カ月で始まったりしますが、こういうような作品は1年くらい後になるかもしれません。三浦透子出演の「そばかす」の動画配信を知りたいときは真っ先に映画の情報を調べるでしょうが、このフルムビバースのページでアイコン一括確認もできます。前田敦子出演の「そばかす」の動画だけではなく、他の作品のインフォメーションも別ページに揃っているので合わせてチェックすることも可です。アイコンがないときは残念ながら「そばかす」の配信はまだ無い可能性が高いです。そうは言っても配信は開始されます。そのスタートを待つことも大切です。映画の予備知識を深めるために関連する話題を調べておくとなお良いかもしれません。
『そばかす』は「U-NEXT」で見られる？
Netflixなどとは違ってU-NEXTは新作映画にアクセスしやすいという利点があり、そこがユーザーに好かれています。『そばかす』の動画もポイント購入で観るというのも手です。もちろん見放題になっているとポイントも必要なくなるのでなおさら嬉しい気分でしょう。
『そばかす』は「Amazonプライムビデオ」で見られる？
映画を探すのにAmazonを使いたい人はプライムビデオの仕組みを把握しておきましょう。『そばかす』がプライム対象の場合は会員の人はそのまま見れます。この会員というのはただAmazonアカウントを持っている人という意味ではありません。プライムの料金を払っている人ということです。
不正な『そばかす』無料動画はダメ
映画をズルでは観れません。不正動画はご法度です。『そばかす』のような日本映画も違法動画コンテンツとして流れているかもですが、そんなものを利用してはいけません。このフルムビバースではそうした不正サイトを排除するために独自のブロックリストを運用し、新しい違法サイトを追加して一切の関連性を持たないように運用されています。『そばかす』の動画を法的に安全に観れるサイトだけが紹介されるというマネジメント体制です。
▼『そばかす』動画を見る前に
『そばかす』のあらすじ
どうして誰もこの気持ちをわかってくれないのだろう…。他人に恋愛感情を抱かない女性が理解されないことに苛立ちながらも周囲と向き合って自分自身を見つめる姿を描いた映画。『his』のアサダアツシが企画・脚本を手がけ、劇団「玉田企画」主宰の玉田真也が監督を務めた。三浦透子（蘇畑佳純）、前田敦子（世永真帆）、伊藤万理華（篠原睦美）、伊島空（木暮翔）、前原滉（八代剛志）、北村匠海（天藤光）、田島令子（蘇畑宮子）、坂井真紀（蘇畑菜摘）、三宅弘城（蘇畑純一）、前原瑞樹、浅野千鶴などが出演する。30歳の蘇畑佳純は恋愛というものをしたことがない。またそもそも恋愛をしたいとも思ったこともなかった。なぜなら恋愛が面倒であるなどの理由ではなく、根本的に恋愛感情が湧いてこなかったのである。なぜなのかはわからないが、それは自分にとってごく当たり前のこと。恋愛を普通にしている世間の方が理解できなかった。基本的には恋愛に関する話題は避け、職場でも恋愛トークがあっても積極的には混ざらず、テキトーに返事を返すことしかできない。「どんな男性がタイプ？」という質問は最も縁遠いものであり、そもそも好きにならないので返答に困る。大学では音楽を志すも上手くいかなくなって挫折し、現在は地元のコールセンターでいろいろな苦情に対応する仕事に追われる日々を送っているが、それも生活のためならと淡々とこなしている。家族と暮らしているが、家庭では苦手な話題が飛び交うこともあり、ストレスになるばかりであった。とくに今は妹が結婚・妊娠したこともあって母からは「あなたはいい男性はいないのか」と余計な言葉ばかりが飛び込んでくる。もうその話はしないでほしいと強く主張しても母は何もわかっていない様子であった。それどころか全く反省もしていない母は無断でお見合いまでセッティングをしてしまい、気まずい空気の中で、相手のお見合いの男性と対面することになってしまった。そこで彼女が出会ったのは、結婚よりも友だち付き合いを望む男性で、意外と恋愛をすることに興味はなさそうで、話しやすさとしては悪くはないものだった。ところが一緒に行動する時間が増えていくうちにやはり自分との違いが鮮明になってしまう。蘇畑佳純にとって恋愛をするという選択肢は全くないが、他人は恋愛感情がしだいに芽生えてしまうものだろうか。そう孤独を感じていると、今度は昔の同級生とばったりと出くわすことになり…。物語の結末は『そばかす』の動画からぜひどうぞ。
【タイトルミスしていませんか？】
「そはかす」
『そばかす』の感想（傑作？駄作？）
| E:4.0,F:4.0,Y:3.9 | ||
| フルムビバース独自ランク | ||
|---|---|---|
| B（ベターな良作） 「そばかす」 |
(C)2022「そばかす」製作委員会
この映画の主人公は他の人に恋愛感情を抱かない。こういう人のことを「アセクシュアル（アセクシャル）」や「アロマンティック」と呼ぶそうだ。これはLGBTQのひとつであり、セクシュアル・マイノリティということになっている。この映画ではそういう用語は登場しない。あえてだしていないのかもしれない。それゆえに主人公の悩みに答えがでてこないという不安定さを生んでいる。しかし、きっと主人公は前に突き進んでいけるのだろう。
●『そばかす』無料動画レビュー2
冒頭の嫌な飲み会の空気に始まり、終始この主人公は苦しんでいるのだが、それを上手く言葉に表せられないモヤモヤが続いていく。そしていざ言葉にして誰も真に受けようとしない。これではまるで自分がバカみたいではないか。そういう社会の無理解と嘲笑いがこの映画に充満し始めた頃に、何度か訪れる「これはもしかして」という出会い。でもそれは恋愛ではない。主人公は期待しているのはそういうものではない。仲間に出会うことは恋よりも価値がある。
●『そばかす』無料動画レビュー3
印象的なシーンが意外に多い映画でした。まずこの主人公はトム・クルーズの「宇宙戦争」での走りが好きというマニアックなツボがあり、それがしっかり設定に盛り込まれて活用される点。その走りとは対比されて、主人公がどこに行き場もなく座り込むしかないシーンの連続。静と動。ゆるやかな繋がりがピークを作らず、エンディングで希望を迎える。安易にそんな言葉は使ってはいけないのかもしれないけど、これは待ち望んだスタートラインなのではないか。