原題:Bill & Ted Face the Music(「ビル&テッド フェイス・ザ・ミュージック」) / アメリカ(2020年) / 日本公開:2020年12月18日 / 91分 / 制作:Orion Pictures / 配給:ファントム・フィルム / 前作:『ビルとテッドの地獄旅行』
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アウトだと言っているのに…!
不正な動画ウェブサイトは何も学んでいないならここで教えておきますが、絶対にアウトなのです。言うまでもなく適法性・実用性の二点で非推奨。それでキアヌ・リーブス出演の「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」の視聴はダメです。どうしても人の気は緩むもので、ちょっとくらいはいいじゃないかと思ってしまうかもしれません。そのわずかな油断のせいで一気にネットライフを犠牲にしてしまった人もいるのです。こういうトラブルは自己責任になるので保証もありません。被害を受けても誰もカバーしてくれません。実際に多くの人は泣き寝入りをしています。後悔は映画動画体験に毒です。「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」も正しく。
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「字幕」と「吹き替え」、どちらがいいだろうかと「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」でも迷走するかもしれませんが、そこに時間をかけることはありません。直感でもいいのです。確かに動画の印象は字幕と吹替では違います。それもひとつの味です。それすらもトッピングで楽しんでしまいましょう。ブリジット・ランディ=ペイン出演の「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」の魅力はいつも最高なのは同じですから。
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『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』のあらすじ
心の自粛ムードをこのコンビが笑いと音楽で吹き飛ばす! キアヌ・リーブスが若かりし日に主演し、ロックスターにあこがれる高校生のビルとテッドが時空を超えた冒険を繰り広げる姿を描いたハチャメチャなコメディ「ビルとテッドの大冒険」のシリーズ第3作。前作から29年ぶりの新作となった今作では、主演のリーブスとアレックス・ウィンターの2人が、ミュージシャンになった大人のいまも少年の心を忘れないビルとテッドを三度演じ、タイムマシンで新たな冒険に出る姿を描く。『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の製作総指揮はスティーブン・ソダーバーグとパトリック・W・ドゥーガン。監督はディーン・パリソット。ブリジット・ランディ=ペイン(ビリー・ローガン)、サマラ・ウィービング(ティア・プレストン)、ウィリアム・サドラー(死神)、クリステン・シャール、アンソニー・キャリガン、エリン・ヘイズ、ジェイマ・メイズ、ホーランド・テイラー、キッド・カディ、ジリアン・ベル、デイブ・グロール、ウィン・バトラーなどが共演する。自分たちの音楽が将来世界を救うと予言されたビルとテッドはそれを純真に信じていた。その音楽のパワーはいつか必ず発揮されるものだと思っており、どんなに年月が経っても忘れることはない。せっせと曲作りに励み、自分たちのアーティスト活動も並行して盛り上がっていく中、その時を待ち続けて早30年。しかし、その肝心の瞬間は全く訪れなかった。それでもなおも信じることはやめていない。人気も年月とともに落ち込み、すっかり過去の存在になってしまっても、いまや応援してくれるのは家族だけだったとしても、2人の音楽への情熱は変わっていない。そんな彼らのもとに未来からの使者が現れ、あまり説明をしないままに2人をある場所に連れていく。時空の歪みによって人類滅亡まであと77分25秒しかないという驚きべき事実を伝えられ、2人はどうしようと顔を見合わせる。ビルとテッドは世界の消滅を防ぐため、そして「世界を救う音楽」を完成させるために今すぐ行動をしないといけないのだが、その鍵になる音楽は思いついていない。でも時間は全然ない。そこで妙案を思いつく。伝説のミュージシャンを集めて史上最強のバンドを結成すれば、なんとかなるのかもしれない。全く根拠はないが、一同はそのプランを信用することにする。こうして過去や未来を駆け巡ることになるが…。物語の結末は『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の動画からぜひどうぞ。
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の感想(傑作?駄作?)
フルムビバース独自ランク | ||
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B(ベターな良作) 「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」 |
(C)2020 Bill & Ted FTM, LLC.All rights reserved.
どうしよう、バカなことしかしていない。バカしかできない奴らだけがうじゃうじゃしている。それでも世界は救えてしまう。なぜか。バカだからってマヌケに悪に堕ちるわけではないからだ。世の中には極悪に染まり、他人を憎悪して、相手を殴り飛ばす人間がいる。酷い言葉をぶつけて匿名で得意顔になっている人もいる。そういう社会では何も生まれない。今の時代にはビルとテッドのような純粋なバカ精神が必須なのだ。
●『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』フリービルシアター
白塗りのフリーザ風ロボットに不意をつかれ、そこからの偉人たちの寄せ集めにグダグダとなり、それでも最後の大団円には説明できないけど感涙してしまった。すっかり忘れてしまったものがここにはあると思う。おバカなダメダメキャラをキアヌ・リーブスが演じているのはこの映画の特権かもしれない。アクションはない。まるっきりない。でも心はどんな緊迫の肉弾戦よりも興奮した。エクセレント。エキサイティング。
●『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』フルテッドシネマ
語彙力のないバカ者が音楽力の乏しさをみんなの力でカバーする。ありきたりなのにこのコロナウイルスパンデミックの世界ではズシンと響くのである。いくつになってもお互いエクセレントでパーティーオンできる人間でありたいし、私はいつも幸せになっていけるのはこんな奴らがそこにいるからだ。シリーズの新作としても、この時代においても全くスタイルを変えないのも潔く手素晴らしい。号泣してしまったのは秘密。