原題:Ivory Tower / アメリカ(2014年) / 日本公開:2014年1月(DVDスルー) / 90分 / 制作:CNN Films / 配給:
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『学歴の値段 集金マシーン化した米大学の真実』のあらすじ
知りたいですか? あなたの知らない大学の闇…。アメリカの大学に鋭く切り込み学歴社会を構築する頂点に立つ大学システムの不都合な問題を明らかにするドキュメンタリー。大学は高い学費に見合う価値があるのか? そんな問いを考えたことのある人は少なくないかもしれない。既成の枠にとらわれない映画監督アンドリュー・ロッシがその質問に答える。高等教育の価値に鋭い疑問を投げかけ、教育の質の向上を差し置き、規模の拡大に走ったビジネスモデルを導入している大学のあまりよろしくない実態を暴く。学費の高騰や総額1兆ドルを超える莫大な学資ローンによる負債が、かつては高い評価を受けていたアメリカの教育機関を内側から決壊させるように危機的状況に追い込んでいる。ハーバード大学からコミュニティ・カレッジ、オンライン学習まで、現在の教育危機を次から次へと掘り下げ、その驚くべき現状を解きほぐせば、教育の未来が見えてくる。物語の結末は『学歴の値段 集金マシーン化した米大学の真実』の動画からぜひどうぞ。
『学歴の値段 集金マシーン化した米大学の真実』の感想(傑作?駄作?)
フルムビバース独自ランク | ||
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A(見て損はない名作) 「学歴の値段 集金マシーン化した米大学の真実」 |
桁が違うな~。アメリカっていう国は。日本でも返済義務付きの奨学金の負担に関する問題がたびたびニュースになるけど、これはその規模を超えている。本来は未来のために学生を羽ばたかせるはずの大学がおかしいくらいに歪んでしまって、これではギャンブル施設に送り出しているようなものである。どうすればいいのかはわからないですが、少なくともアメリカは自滅に向かっているようにしか見えない。それでも止められないとか、本当に怖い。
●『学歴の値段 集金マシーン化した米大学の真実』FILMAGA
これは生徒とか教育関係者も、親御さんも必見ですね。理想的となされる大学の在り方が見事に崩れていくものです。大学の評価はどれだけ学生のためになる質の良い授業を行なっているかではなく、どれだけ大学の実績として誇れる研究成果をあげているか。だから全員がその研究のために投資されていく。結果、大学の金集めのための研究が暴走していき、一番大事な人間らしさはなくなっていく。これでは大学ってなんのためにあるのかわからない。
●『学歴の値段 集金マシーン化した米大学の真実』DAILYMOTION
こんなにもアメリカの学生さんたちの学資ローンが凄すぎるとは思ってなかったです。ブラックじゃないですか。これで何が卒業ですか。奴隷送りの刑です。留年する人も半数を超えていき、これではもうどこをつっこめばいいのやら。近い将来、アメリカの大学はいつか責めをおうべきです。国の若者たちに借金を背負わせて、これくらいのハンデを与えることが学歴になっているのですから。このドキュメンタリーは本当にその証拠になってくれています。
●『学歴の値段 集金マシーン化した米大学の真実』FANDANGONOW
恐ろしいことにこれはリアルだという。だとしたら相当にヤバいのではないか。アカデミーエデュケーションの体系は一種の人間社会をふるい分ける存在だったかもしれないが、すでに機能を失っている。今では若者たちの未来を奪う装置であり、落とし穴だ。このドキュメンタリーはひとつの切り口として全貌ではないか部分に攻め込んでいる。結果、問題の壁に一定の大きさの穴をあけることができた。あとはそこから手を突っ込む人が必要だ。