原題:She Said / アメリカ(2022年) / 日本公開:2023年1月13日 / 129分 / 制作:Annapurna Pictures / 配給:東宝東和
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『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』は「Netflix」で見られる?
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『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』のあらすじ
ハリウッドの絶対権力者であるプロデューサー、その罪を報道することはできるのか。映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴行を告発した2人の女性記者による回顧録を基に映画化したセンセーショナルな社会派ドラマ映画。『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』のマリア・シュラーダーが監督を務める。『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』の製作総指揮はブラッド・ピット、リラ・ヤコブ、ミーガン・エリソン、スー・ネイグル。キャリー・マリガン(ミーガン・トゥーイー)、ゾーイ・カザン(ジョディ・カンター)、パトリシア・クラークソン(レベッカ・コーベット)、アンドレ・ブラウアー(ディーン・バケット)、ジェニファー・イーリー(ローラ・マッデン)、サマンサ・モートン(ゼルダ・パーキンス)、アンジェラ・ヨー(ロウィーナ・チウ)などが出演する。ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターは、これまでも多くの事件を取り上げ、誠実に取材を重ねてきた実績があった。そんな彼女たちが次に報道しようと考えていたのは大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインについてである。ワインスタインは数十年にわたって多くの女優などに性的暴行を続けていた疑いがある。ワインスタインはハリウッドの大物であり、数多くのインディペンデント映画を手がけ、その功績は業界では知らぬ者はいない。ハリウッドスターもワインスタインと親交がある者は大勢いる。もし報道できればそのインパクトは計り知れないと思われる。さっそく取材を始めるが、ワインスタインがこれまで何度も記事をもみ消してきており、業界はワインスタインの悪事に頑なに沈黙していた。被害女性の多くは示談に応じており、証言すれば容赦なく訴えられるという恐怖や当時の思い出したくもないトラウマによって声を上げられず、社会のどこかで耐え忍んでいる状況だった。その被害者に口を開いてもらうのは難しい。実際に被害者は面会も嫌がる。ましてや名前を出して告発するのは躊躇する。業界の隠蔽体質だけでなく、妨害工作まで受けながらも、真実を追い求めて奔走するが、ジャーナリストとして経験したことのないような困難が立ちはだかる。物語の結末は『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』の動画からぜひどうぞ。
【タイトルミスしていませんか?】
「SHESAID」「シーセイド」
『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』の感想(傑作?駄作?)
E:3.9,F:4.0.Y:3.9 | ||
フルムビバース独自ランク | ||
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A(見て損はない名作) 「SHE SAID シー・セッド その名を暴け」 |
(C)Universal Studios. All Rights Reserved.
凶悪な事件の全容が明らかになるというようなショッキングな視覚効果があるわけではない。しかし、何とも言えない嫌な空気がある。それはこの事件が公然と隠蔽されてしまっているからなのか。それとも被害者のあまりの怯え方ゆえなのか。事件を葬るということが加害者にはできる。自分の罪を抹消して表の世界では名声と富を手に入れていく。そんなことを許すわけにはいかないと戦ったジャーナリストの地道な仕事に頭が上がらない。
●『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』無料動画レビュー2
被害者女性の声が握りつぶされる。MeTooの発端となった事件はニュースでも知っている人もいると思いますが、この映画を観ないと本当に知ったことにはならないでしょう。ハーヴェイ・ワインスタインの気持ち悪さについては今さら言及することもないです。しかし、こういう男はどの会社にもひとりはいるのではないでしょうか。そしてその男の悪事を黙認している大勢がいる。この大勢の存在が何よりも恐ろしいなと思いました。
●『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』無料動画レビュー3
オチはわかっている事件です。しかし、緊張感はあります。一番ゾっとするのは録音の音声でしょうか。あれは最悪です。この映画は実際の音声や被害者俳優本人が登場するのでまるでニュースの延長、それこそ事件を取材している映像をそのまま見ているような気分になってきます。ハーベイ・ワインスタインは有罪になりましたが、彼を擁護して匿ったたくさんの人は何も罪に問われていないというのは怖いですね。そんな人と仕事はしたくないです。