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アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版|フル無料動画体験できる?【完全版は?】

アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ
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アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ

原題:Babardeala cu bucluc sau porno balamuc / ルーマニア・ルクセンブルク・クロアチア・チェコ(2021年) / 日本公開:2022年4月23日 / 106分 / 制作: / 配給:JAIHO 

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アダルトな映画も手が届く!
さすがにアダルト要素が多めの作品はサブスクリプションサービスでは扱わないのでしょうか。それは違います。むしろオンライン動画配信サービスはレーティングに対して柔軟に対応できるので、そういう映画を扱いやすい場所になっています。規制で余計に見れなくなるということもなく、劇場よりも規制なしで見られる可能性の方が高まります。「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督 自己検閲版」でも検討できるでしょう。

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『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督 自己検閲版』のあらすじ


自己検閲版でもなぜか面白い。『The Happiest Girl in the World』『Everybody in Our Family』などのルーマニアの鬼才ラドゥ・ジューデ監督が、世界的パンデミックとその後の社会の閉塞感を背景に、人間の「性」をアイロニーに満ちたまなざしで痛烈に描き、2021年・第71回ベルリン国際映画祭で金熊賞に輝いた異色の問題提起映画。「猥褻なもの」がテーマであるこの映画は、平凡なアマチュアポルノのいわゆる「猥褻」と、私たちの身の回りや近代史の至る所に溢れる「猥褻」なものとを、常に比較するよう観客に促していく。日本では「イメージフォーラム・フェスティバル 2021」で特別上映された後、通常では一般上映しづらい中身ながら、あえてジューデ監督自ら追加編集を施した「監督〈自己検閲〉版」を劇場公開。「監督〈自己検閲〉版」はぼかしやカットの追加のみならず、ジューデ監督によるアイロニカルでユーモアあふれるメッセージが本編の所々にエキセントリックに映し出される。コロナ禍のブカレストの街をさまよい歩く女性エミ。彼女は今、かなり窮地に追いやられていた。名門校の教師である彼女は夫とのプライベートセックスビデオをネット上で拡散されてしまい、これが大きな火種となってしまったのである。こんな映像を積極的に公開して大騒ぎしたいと思ったわけではないが、今は情報の拡散も早い。気が付けばどうすることもできない状況に陥り、万事休すだった。夜に開かれる緊急保護者会を前に、事情説明のため、とにかく校長宅へ向かっていた。自分の教師としての人生はここでバッドエンディング状態になってしまうのだろうか。あの映像を言い訳できるわけではないが、それでも自分があえてやっているわけではないのだから、そこまで批判されることもでないのではないか。いろいろな考えが頭をよぎっては泡のように消えていく。彼女の不安といらだちは街の人々が抱える怒りや絶望と重なりあい、それはエスカレートするばかりで、猥雑で怒りをはらんだ空気が徐々に底なしに膨れ上がっていく。この感情を抑えるものは何もない。物語の結末は『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督 自己検閲版』の動画からぜひどうぞ。

【タイトルミスしていませんか?】
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『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督 自己検閲版』の感想(傑作?駄作?)

E:3.2,F:3.6,Y:3.7
フルムビバース独自ランク
C(ニッチな佳作)
「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督 自己検閲版」
●『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督 自己検閲版』無料ホームシアター 
監督自身も言っているが殺人シーンはOKで性描写は検閲が必要だというもっともらしい理由はなんなのだろうか。しかも消費されやすい気前のいいセクシーさはなぜか奨励されている世の中である。なのにちょっと生々しい性はダメなのか。綺麗にクリーンアップされてコントロールされた可愛らしい性はOKで、リアリティのある性は不健全。これはなぜなのだろうか。そんな疑問をひたすらの自虐的なノリで訴え続けるヘンテコすぎる映画です。
●『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督 自己検閲版』フルポルシネマ
日本は表現の自由が保障されてる国だと高らかに誇る人が一部でいる。アメリカよりもいいと。でもそういう人はなぜ日本のポルノにはモザイクがあるのか説明しようとしない。少なくとも日本にはポルノを表現する自由はないのである。日本ほどポルノをなかったことにする社会はないだろう。エロ本をコンビニで売ってもモザイクはつける。意味不明な矛盾。この映画はそんな日本のおかしささえも見透かしているような切り口だった。
●『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督 自己検閲版』フリセクムビ
攻めた政治的思想など物議を醸す要素満載であり、これは日本の一般の配給会社は扱わないのだろう。JAIHOは今やこれまでにない存在感を放つ配給になってくるかもしれない筆頭である。期待したい。ラドゥ・ジュテの「この世の中はクソだ!」という叫びは届くのか。マルチエンディングは面白かったし、このエンディングが流れること自体が放送事故みたいなものだけど、たまにはこんな体験もいいのではないだろうか。笑うしかないけど。

(c) microFILM, Paul Thiltges Distributions